#腹パンです

vol.22焼餃子

①老舗の焼き餃子
長年愛され続けた焼き餃子の名作を堪能

香ばしい焼き色にそそられ、一口頬張れば口いっぱいにほとばしる肉汁。
思わずビールが欲しくなる、みんなが大好きな絶品焼餃子を集めました。

「餃子(中皿)」¥750/看板メニューの餃子は8個(小皿 ¥500)から楽しめる。ラー油は使わずに辛味はからしか一味で食べるのがオススメ。

戦前から愛され続ける焼餃子

神保町の商店街に佇むノスタルジックな雰囲気の餃子専門店。昭和11年に初代店主が満州大連で始めた店が原点で、帰国後に食堂「満州」の名で終戦まで営業し、昭和30年に大連時代の店名で再開して現在まで愛され続けている老舗だ。
開業当初からメニューはシンプルに「焼餃子」と「水餃子」「天津包子」の3種のみ。毎日店で作られる餃子はもちろん皮から手作りで、メニューごとに異なる食感になるように粉の配合や製法を変えている。ほっくりとした食感の餡を皮の両端をわざと開けて包んだ焼餃子は、餡から溢れる肉汁も一緒に香ばしく焼き上げることで、もっちりとした皮の表面に何とも言えない肉汁の旨味が染みている。他では決して味わえない唯一無二の逸品だ。

餃子は皮から毎日手作り。手際良くスピーディーに包まれていく。

「水餃子」¥700/中国では餃子と言えばコレ。酢醤油など好みの味付けで。

古き良き昭和の佇まいを今に残す店内。

「天津包子」¥800/シイタケやタケノコの食感が楽しい、天津風の肉まん。午後1時からのメニュー。

<information>
スヰートポーヅ
神保町駅
(TEL)03-3295-4084
(住)東京都千代田区神田神保町1-13-2
(営)11:30~15:00、17:00~20:00
(休)日月

「焼餃子」¥540/焼き目の美しさもこの店ならでは。皮がカリッともちっとした大きな餃子の中には、ジューシーな餡がたっぷりと詰まっている。 

肉汁たっぷりの名物焼餃子

創業は昭和41年と、半世紀以上赤坂の地で愛され続けている中国料理店。赤坂のオフィスワーカーはもちろん、観光客なども多く訪れる人気の店だ。麺類飯類、一品料理など数多くのメニューが並んでいるが、その中でも圧倒的な人気を誇るのが、多い時には一日1000個は出るという肉汁たっぷりの焼餃子だ。
自慢の餡は挽肉、白菜、ニラ、ネギを出汁とともにしっかりと練って一日寝かせたもの。こうすることで肉汁が蓄えられて味も馴染むのだ。その餡を皮からはみ出るほどたっぷりと入れて包んだ大きな餃子は、香ばしくカリッと焼き上げられる。一般的な酢醤油ではなく、たっぷり黒胡椒を振った酢で食べるのが珉珉のスタイル。焦げ目のついた皮と、柔らかく蒸し上げられた皮の食感のコントラストが楽しく、一口かじると中から肉汁が溢れ出す。

挽肉と野菜をしっかりと手で練り込むのが美味しさの秘密。

営業時間中に餃子を焼く手が休まることはない。

赤坂の路地裏に佇む老舗。昼夜を問わずいつも満席の人気を誇る。

「ドラゴン炒飯」¥810/数ある炒飯の中でも一番人気は、ニンニクとチャーシューが入ったパンチある一品。

珉珉の餃子は酢醤油ではなく酢コショウでどうぞ。

<information>
赤坂 珉珉(みんみん)
乃木坂駅
(TEL) 03-3408-4805
(住) 東京都港区赤坂8-7-4
(営) 11:30~13:55(LO)、17:30~22:15(21:30LO)
(休) 日祝

山路力也:フードジャーナリスト 山路力也:フードジャーナリスト
「作り手の顔が見える料理」を愛するフードジャーナリスト。テレビ・雑誌・ウェブなどで活躍する他、飲食店のプロデュースも数多く手掛けている。

photography by MASAHIKO YOSHIDA (M-focus)
text by RIKIYA YAMAJI
illustration by CHING NAKAMURA

RELATED TOPICS