幹田卓司の My Legends 9月号

photography by FUMIHITO ISHII edit & text by HISAMI KOTAKEMORI

vol. 142 ROCK OUT!

3エピソードのZINE第2弾が
企画展開催に合わせて完成!

 4 月号で30 周年企画のZINE を紹介した際、vol.1(1991 〜2000 年)の前後20年にフォーカスしたZINEを続けて2冊出すと幹田が語った通り、第2 弾が企画展の開催に合わせ完成した。「今回は1969年から1990年、店を始める前20年間の僕の世界観なのでサブタイトルはショップ名ではなくTAKUJI MIKITA になっています」。
 前号同様、幹田の思い入れのあるモノとプライベート写真で構成されている。「ウルフズヘッドのショートウォレットの原型でもある16歳の時に作った革財布、初めて渡米した際に買った、今もリペアを繰り返し穿き続けているヴィンテージ・リーバイス501、10代の頃ハマっていたBMXの関連グッズも多数ピックアップしています」。
 選ばれているモノにはそれぞれのストーリーがあって、どれも興味深い。それにしても、自分の半生を所有しているモノで語れる大人がどれだけいるだろうか? しかも幹田はその膨大なコレクションをどこに収納しているか、全て把握しているのだ。「好きなモノは基本とっておきます。今回も何を掲載するか頭の中で設計して、それぞれの場所から出し撮影して、一冊にまとめた。それだけのことです。だから僕の場合、製作の過程で『こんなのもあったか』なんてことはないですね」。
 これだけの管理能力があるからこそ、幹田にとってPC やスマートフォンは無用の長物なのだろう。何が今の幹田を作り上げているのかを知るには、最高の一冊に仕上がっている。

30周年記念の一環として製作されたこのZINEは、7月から開催されている企画展にて販売中。他にもオーダージュエリーや丹後ちりめんのハワイアンシャツも販売されているが、シャツは今号発売の頃には完売の可能性あり。
■ 企画展「ROCK OUT!」は8月31日(火)までRE DOKUEOにて開催
開館時間:13:00~18:00。
※最終入場17:00。毎週月曜、8月9日~16日の夏季休業期間は閉館
入場料:1,000円。館内が狭い為混雑時は外でお待ちいただく場合もございます。
※また新型コロナウィルスなどの影響によっては、中止や変更の可能性がある事を予めご了承下さい。