服好きを唸らせる本格派「アレキサンダー・マックイーン」
photography by KIYOTAKA HATANAKA (UM)
styling by RYO KURODA
hair & make-up by MAKOTO ( juice)
本場イギリスでは
いつだって特別な存在
今、改めてマックイーンが元気だ。カッティングエッジとはまさにこのブランドのためにあるような言葉で、いつだってサラ・バートンが作り上げる服は前衛的である。時代がストリートやコラボ重視に走っても、過度にそちらに走ることがない。だからこそ、ファッション好きの心をいつだって離さない。今季秋冬もそんな期待を裏切らない服ばかりだ。
イマドキなニュアンスの
グラフィティワークが◎
ジャケット¥271,700※取り外し可能なフード付き、ニットカラー¥59,400、パンツ¥103,400 /以上アレキサンダー・マックイーン(アレキサンダー・マックイーン)
今季一番人気が予想されるボンバージャケット。言わずもがな、背中に入った手書き風のグラフィティデザインが最大の売りだ。また、このアイテムを1ランク上に演出してくれているのが、一体化しているかのように魅せた大ぶりのニットカラー。ボトムスにバギータイプのトラウザーをコーディネートすればご覧の通り、今最もハイセンスなミリタリースタイルへと昇華する。
ハンドメイドの刺繍に
職人魂を感じさせる
ニット¥215,600、パンツ¥111,100、ベルト¥88,000、ブーツ¥136,400※参考価格/以上アレキサンダー・マックイーン(アレキサンダー・マックイーン)
スラッシュネックとクリスタルのダブモチーフ刺繍が実にアーティスティック。そんなウールカシミアのニットは、ドロップショルダーをさらに強調すべく、敢えてタックインでこなすのが新しい。日本のウールギャバジンを使用した、クラシックな雰囲気を醸し出すらしさ溢れたトラウザーとの相性は抜群。
これだけの合わせでも
存在感が十二分にある
ニット¥159,500、パンツ¥103,400、ベルト¥88,000、ブーツ¥143,000※参考価格/以上アレキサンダー・マックイーン(アレキサンダー・マックイーン)
バイカラーのデザインがどことなくパンキッシュな印象を与えるから不思議。ウールのカシミアニットは、ドロップショルダーで見た目以上に主役になり得る逸品だ。ちなみに袖口と裾はリブ編み仕上げとなっている。バギータイプのミリタリートラウザーと合わせ、スニーカーではなくレザーシューズで大人に、がベスト。
これぞファッションな
テーラードコートに注目
コート¥480,700、シャツ¥103,400、パンツ¥86,900、スニーカー¥99,000/以上アレキサンダー・マックイーン(アレキサンダー・マックイーン)
現代のトレンドを考慮してもしっかりとマックイーンらしさは失わない。その象徴がこちらのダブルブレストのテーラードコート。チャコールカラーのヘリンボーンウールカシミアのオーバーサイズで表現。幅広のピークドラペルと構築的なショルダーパットは、まさにこのブランドの真骨頂。ブーツとスニーカーがドッキングしたようなデザインの、トレッドスリックも見逃せない。こちらはこのデザインと裏腹に軽量ラバートレッドソールを使用しているのが特徴だ。