幹田卓司の My Legends 11月号

photography by FUMIHITO ISHII text by HISAMI KOTAKEMORI

vol. 144 WACKO MARIA~ WOLF’S HEAD 26

配色や手法によって表情が変わる蜘蛛の巣柄

 ワコマリアコラボA/W の後編ではアウターをピックアップするが、注目は蜘蛛の巣プリントのネオンカラートラックスーツ。
「もともとはネオンカラーのフルの刺繍で、アウターをやる予定でしたが、森(敦彦)がスポーティなセットアップもやりたいということで、プリント仕様で上下作りました。自分と森はスタイルが違うから、お互い着たいモノも違うわけで、コラボはそういうところから面白いものが生まれると思っています」。
 前回のウエスタンシャツと同様に、ベトジャンは背面だけに刺繍、スカジャンはサテンとベルベットとボディの素材を変えて2種類の全面刺繍と、アイテムの個性に合わせて仕様を変えている。「総柄のほうは袖の蜘蛛の巣の位置も揃うように、ミリ単位で調整しています。刺繍はボディの素材によってシワの入り方が違うので、テストを重ねて試行錯誤した結果、シワもなくきれいに仕上がったと思います」。
 ウルフズヘッドではやらないモノを高いクオリティでプロダクトにする。意義のあるコラボだからこそ、ファンも多く、長く続くという相乗効果が生まれる。両者の自信作を、ワコマリアの店頭でぜひとも見て欲しい。

「ネオンカラーは50 ’sのマニアックな世界にもあるものだから、今回そんな雰囲気で面白いものが仕上がったと思います。総柄でネオンカラーということもあり、ボディはシンプルに白と黒」と幹田が語るようにいずれも2色展開。同じ図案でもネオンカラーと単色、またプリントと刺繍では印象がまったく異なるのが魅力。総刺繍のスカジャンは、白はレーヨンコットンサテンにレーヨン糸の刺繍、黒はコットンベルベットに特別な金糸を使用してラグジュアリーな表情に。ベトジャンはテンセルコットンリネン、トラックスーツはポリエステル素材を使用している。